中学受験理科の学習法

中学受験の4教科の中でも理科の学習時間がとりにくい教科です。受験範囲も、物理、化学、生物、地学分野とわかれていますので、4分野を学習バランスが大切です。

そして理科はひたすら問題演習を繰り返し、暗記していても、本質的な理解が伴わないと伸び悩むことになります。実際の体験や実験を通して感動と納得を繰り返しながら学ぶことが小学生にはとても大切な理科学習法です。

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理科入試問題の変遷

これまでの中学入試の理科は「生物の身体の仕組み」「動植物の分類」「天体や力学」の各分野の知識を問う問題が主流でした。ですから、暗記さえすれば合格するとことが可能だったわけです。
でもその結果、理科の本質的理解ができず、応用力の利かない子供をつくることになりました。本来日常生活に有効な理科的発想を身につけるのが目的であるはずの理科教育が、つまらないものになったようです。

近年では中学入試問題の理科は実験・観察に関する出題が増え、単に棒暗記では対応できない、体系的な理解と筋道をたてて判断する力が求められるようになりました。このような出題内容の変化から、進学塾の理科もテキストのみ学習ではなく理科実験講座を通したカリキュラムが小学低学年から実施されるようになってきました。また、サイエンス倶楽部をはじめとする専門の理科実験教室も中学受験が活発な大都市に広がってきました。

御三家理科問題は思考力重視。

★開成中学
実験観察の結果を短文で説明をする出題が出されます。
★麻布中学
知識より原理が要求されます。実験や観察から法則を見つける問題。
★櫻蔭中学
実験・観察による結果を読み取る出題形式が中心です。物理・化学・生物・地学の全分野から出題。
★女子学院中学
実験観察データの読み取り、グラフ・図・実験装置を描く問題が毎年出題されています。
★武蔵中学
データから読み取れる相違点を・類似点に着目して、解説する解答形式が武蔵の定番
です。
★雙葉中学
今日的な問題に関心を持っているかが問われます。20年度は地震の観測データ出題。

どんな理科が苦手な子供でも、実験や観察を通して学ぶことで好きになることが多く
あります。でも基礎知識はやはりしっかりと覚えた上で、実験過程を理解していくことも
重要です。

理科が好きになるには

小学低学年うちから、理科に興味を持たせることが大事だと思います。植物・昆虫、星座・月などいろいろな自然に触れることによって感覚で学習する。博物館や科学館へ行ったり、NHKの科学番組を見たりするのも良いでしょう。また科学雑誌や植物図鑑、動物図鑑、昆虫図鑑などの子供向けの雑誌も多く発売されています。理科を好きになるように面白く編集されていますのでぜひ活用しましょう。